寝不足が引き起こす体への影響

さまざまな病気の原因になる

仕事の不安や人間関係の悩みからストレスを抱えることは少なくありません。これらが原因で寝不足に陥ると、うつ病に発展するケースも。睡眠不足よりも根本的な原因を解決することが大切ですが、睡眠不足を解消できれば不安の改善につながることもあるでしょう。また、寝不足になると食欲を刺激するホルモンが分泌されて空腹感が強くなります。そのため、一日に眠る時間が短い人ほど肥満になる確率が高いというデータもあります。

思考能力が低下する

睡眠不足はお酒を飲んで酔っ払った状態に近いと言われています。そのため、「聴く」「話す」「理解する」といった思考プロセスのスピードを極端に低下させ、仕事や学習に支障が出てしまいます。起きているとき、脳内では神経活動の最中に有害なプロテインを生産します。このプロテインは眠っている間にしか除去できないため、睡眠不足に陥ると脳細胞の中に余計なものが蓄積されます。これにより、思考能力の低下につながります。

体臭がきつくなる

睡眠不足は不規則な生活が原因とされています。これを続けると、皮脂の分泌が活発になり体臭の原因となるため注意が必要です。また、乳酸やアンモニアといった悪臭の原因となる物質が高濃度で汗に含まれるようになり、よりきつい体臭になってしまうことも。また、睡眠不足でストレスを増加させることも体臭を強める原因となります。体臭の原因はさまざまですが、体臭が少しでも気になってきた人は、睡眠不足を解消することで対策できるかもしれません。