睡眠の質を上げる食生活

夕食は就寝の2時間前までに済ませる

睡眠の質を向上するには、食事のタイミングに気を付けなければなりません。寝る直前まで食事をしていると、寝ている間も消化吸収が必要になります。その結果、胃腸が休まらず深部体温も下がらなくなるため、睡眠の質の低下につながります。なるべく夕飯は就寝の2~3時間前までに済ませてしまいましょう。しかし、仕事などの関係でどうしても食事の時間が遅くなることもあるかもしれません。もし就寝の食膳に食事する場合は、消化の良いものを選んでください。

寝る前にカフェインやアルコールは摂らない

頭をスッキリさせるためにカフェインは有効です。しかし、覚醒作用があるため、寝る前に飲んでしまうと入眠しにくくなります。そのため、コーヒーや紅茶、緑茶などカフェインが入った飲み物は15時くらいまでにして、それ以降はノンカフェインの飲み物を飲むようにしましょう。また、アルコール摂取で眠りが浅くなる可能性もあるため注意が必要です。寝る前は、カモミールティーやルイボスティーなどのハーブティー、白湯がおすすめです。

良質なタンパク質を摂る

睡眠の質を向上させるために重要とされているのが、メラトニンと呼ばれる睡眠ホルモンです。このメラトニンを生成するにはセロトニンを分泌させる必要があり、セロトニンの材料であるトリプトファンを摂取することが大切です。トリプトファンはアミノ酸の一種で、肉や魚、卵やチーズ・牛乳などの乳製品、豆腐や納豆などの大豆製品といった良質なタンパク質を含む食品に含まれています。バランスよくこれらの食品を摂取するように心がけましょう。